大局を見定め内面を充実させる


 

○木を見て森をみず。

目先のことばかりにとらわれていると
大局を見失うということを戒めた言葉です。

人間はいろんな欲望を持っていますから

あれもしたい、これもしたいと想いは
どんどん膨らんでいくものです。

そしてそれらに振り回されているうちに
いつしか年老いていきます。

昔読んだ徒然草の中に次のような話がでていました。

あるとき僧侶になろうとした人がいました。

彼は僧侶は歌が詠めなくてはいけないと
歌を習いました。

次に彼は僧侶は馬に乗れなくてはいけないと考え
乗馬を習いました。

そうして次から次へと僧侶になるために習い事を
しているうちに結局この人は

本業の僧侶になる機会を逃してしまったそうです。

○人生の大局を見定める

いまは一般的に平均寿命が伸びているので老後でも
趣味を持って人生をそれなりに楽しむことはできますが、

お金を稼ぐための仕事をするとなるとスタートに相当の
エネルギーを使います
から年をとってからでは大変です。

やはり若いうちから人生の大局を見定めて目的意識を
もって仕事に取り組まれたほうがよいでしょう。

○昔の人の知恵に学ぶ

人間五十年と言われた昔は今より平均寿命が短かったので
大局を見定めて生きる知恵というものが必要でした。、

また、あれもしたい、これもしたいという多くの欲望に
打ち勝ち有意義な人生を送るための精神修養の
知恵も必要でした。

それら人間にとって大切な知恵と知識は永い間、
多くの人々によって研究され

前者は運命学と呼ばれ後者は仏教と神道(しんとう)
呼ばれて大系化されました。

この昔の人の知恵の集大成である運命学と仏教の
2つを学ぶことは

大局を見定めたよい人生を送るために役に立ちます。

いまの私は運命学によって同じ趣味でも自分に何が
必要で何が不要かわかっているので

昔にくらべて余計なことに煩わされることが
少なくなりました。

仏教と神道の修行によって雑念を捨て去り
精神も安定させることができています。

結局のところ人間は外側の世界よりも内面の
心の充実のために努力するほうが楽しい人生を
送ることができるのではないかと思います。